2011年12月24日土曜日

12/18 久之浜第一小学校イベント報告(写真)

12/18 いわき市久之浜第一小学校で開催されたクリスマスイベント内で、放射線に関する紙芝居上映と、DVD上映、その後の対話を行いました。
2回に区切って行いましたが、2回目はDVD上映は行わず、紙芝居と対話のみになりました。

会場となった久之浜第一小学校。
久之浜地区は、当初、屋内退避区域に指定されていました。
その影響で、小学校もしばらく閉鎖されていましたが、10/11 に 除染の上、再開されています。
会場となった教室内でも、0.1μSv/h を下回る数値になっていました。

第1回目の参加風景。20名弱だったかと思います。
高齢者の方もいらしてました。
  しかし、高齢者の方は、紙芝居上演の時点で、ついていけない顔をされており、(おそらく、用語自体がもう受け付けなかったのだと思います)、DVD上映開始後、しばらくすると退席されてしまいました。
会場内、DVD上映前の自己紹介では、濃い話をされる方もいらしたのですが、DVD上映には、反応が薄い感じでした。
自己紹介の時の、非常に切実な現実と、科学知識が結びつかなかった(目の前に講師の先生がいらっしゃればまた違ったと思いますが、DVDだと純粋に「知識」のやりとりになってしまう)事が原因のように思いました。

DVD上映は切り上げて、有志の皆さんに翻訳、作っていただいた「原子力災害後の生活環境の回復─チェルノブイリから学ぶこと」 を画面にて紹介。
こちらは、人によっては、かなり関心を持って見ていただけたようです。
用意した、プリントアウト資料も持ち帰ってくださった方もいらっしゃいました。
途中、そもそも「ベラルーシ」の場所がわからない、ということで、チェルノブイリの場所と合わせて紹介中。 

会場内で出た意見。



前向きなご意見をいただいた方もいらっしゃるし、そうでない方もいらっしゃいます。
現実に対して前向きな気持ちをお持ちの方には、ETHOSの紹介は、とても響いたように思いました。
2回目は、最初からDVD上映はしないこととし、紙芝居+意見交換になりました。
地元いわきの方と、イベント手伝いに来ていた県外からのボランティアの方達と半々、10名ほどの参加者でした。
個人的には、県外の方と、地元の人間との意識差が浮き彫りになったように思います。
県外の方は、一般論で語られるのに対し、地元の人は、個別論、具体論。
その噛み合わなさは、それはそれで、互いが浮き彫りになる効果があったとは思いますが、非常に難しいところ、とも感じました。
交わされた話の内容については、後日、文字起こしした記録を載せるつもりでいます。

会場内別室は、クリスマスモード全開でした。

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