2012年3月25日日曜日

いわきでのエートス活動について

いわきで、現在進めている活動は、昨年の9月に田人地区で、安東量子(福島のエートス代表)が自主的に開いた、放射線に関する勉強会がきっかけになっています。
 この勉強会は、一方的に講師の話を聞く講演会ではなく、住民が専門家の先生に疑問に思った事を自由にぶつけられる、対話型の企画としました。
 福島県内、いわき市内に暮らす一人の住民として、原発事故後の放射能を巡る混乱をなんとかできないか、という思いからでした。

 ※この経緯については、以下の論文の中にまとめてあります。
      ・「情報社会での原発・放射線情報の共有改善と大学の社会貢献に関する考察」

 この勉強会は一度開いただけですが、一度だけでは、どうにもならないことを強く感じ、継続的な活動をする必要性を感じていたところ、久之浜出身の友人から、久之浜の小学校でのクリスマスイベント内の一角をお借りして、同様の企画ができる事を紹介してもらいました。
 その企画の様子は、ここに紹介してあります。 
 この企画を通じて、久之浜での放射能の問題が、非常に切実な事を実感しました。
 この時は、講師の先生はお招きしなかったのですが、この企画の時にも考えていたのは、「安全/危険」の線引きをする事ではなく、自分達自身が直面している問題が何であるのかを、自分達で知り、考える契機を作りたい、という事でした。
 
  その後、別地区の線量計測活動をされている方から、自分のお住まいの地域内で、放射能に関して、専門家の先生に尋ねる機会を作ることができないか、というお話を、久之浜出身の友人を経由していただきました
 9月に開いた勉強会の後の経緯から、専門家の先生との繋がりができていましたので、私でお役に立てるなら、ということで、新たな企画を立てさせていただくことになりました。
 これまでの経験から、一度限りの企画では、納得いく結果が出せないことはわかっていますので、継続的な企画とさせていただくご提案をさせていただきました。

 最初は、ごく個人的な、私一人の行動でしたが、続けていく過程で、同じいわき市内の中で、また、ネットの上でも、手伝って下さる方達が出てきました。
 私たちが、企画を通じて行いたいことは、そこにお住まいの方たちが、これからどうするのか、自分達で判断し、対処できるようにするためのお手伝いをする、ということです。
 「安全/危険」の判断を押しつけたり、自分達の主張を広めるための活動ではなく、同じいわき市内に暮らす住民として、より大変な状況の地域の方のお力になれれば、と思っています。
 一緒に手伝ってくれている仲間達も、皆、同じ思いです。

 まずは、何が問題なのか、専門家の先生を交えて、地元の方達のお声を聞かせていただくところからはじめたいと思っています。


 不明な点は、直接、お問い合わせ下さい。
 メールアドレスは、ethos.fukushima@gmail.com  
  twitter アカウント @ando_ryoko です。
 

 福島のエートス(エートスいわき)代表 安東量子


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