2015年1月20日火曜日

ご報告 「放射線への理解を深める地域モデル事業」について

 末続区がこれまでボランティア団体等の協力を得て実施してきた放射線測定事業が、2015年1月から、いわき市からの末続区への委託事業として拡充され、新たにスタートすることになりました。事業の主体は、末続区となります。福島のエートスは、これまで同様、ボランティアとして末続区のお手伝いを致します。
 この事業採択にあたっては、区長をはじめとする末続区の皆さまの多くの努力がありました。
 心からお祝い申し上げるとともに、より中身のある事業とするため、これまで同様、惜しみない協力を致したいと思っております。

 主な事業内容は、
  1. 定期的な食品測定と相談受付
  2. 外部被ばく測定と結果説明会
  3. 内部被ばく測定と結果説明会
  4. 地区だよりの発行
になります。
 
 これまでは、外部被ばく測定と内部被ばく測定が主な事業でしたが、今回から定期的な食品測定と地区だよりの発行が追加されました。
 食品測定は、これまで予約の上、久之浜支所まで測定に出かけなければなりませんでしたが、これからは末続集会所で、2月~3月は隔週(2/19のみ木曜日)、4月以降は毎週火曜日に、予約なしで測定できるようになります。(※ただし、検出下限値はおおむね20Bq/kg。)
 地区だよりについては、3ヶ月に一度の発行予定で、地区内に配布するだけでなく、避難されている世帯にも郵送配布することができます。
 各種説明会については、これまで通り、アドバイザーとして、福島県立医科大学の宮崎真先生、京都女子大学の水野義之先生にご協力をお願いします。

1. 定期的な食品測定と相談受付(原則火曜日 9~15時)
 2月3日(火)、2月19日(木)、3月3日(火)、3月17日(火)
 4月からは毎週火曜日
  • 検体500mlをご持参下さい。
  • フードプロセッサーを用意しますので、切り刻んでくる必要はありません。
  • 測定時間目安は2~30分です。
  • 測定日には、食品測定以外の全般的な相談受付も行います。ご遠慮なくおいでください。
※測定には、福島のエートス備品として購入したPolimaster社製PM1406ベクレルモニターと測定用PC、フードプロセッサーを使用します。

2. 外部被ばく測定と結果説明会
 2015年2月から1年間
 千代田テクノル社製 D-shuttle 100台を希望者に配布します。(先着順)
 希望者の方は、お早めに区長にご連絡ください。
 2ヶ月に一度程度、結果説明会を行います。
 
3. 内部被ばく測定と結果説明会
 年に2回。
 実施日時については、おって回覧板等で告知いたします。

4. 地区だよりの発行
 地区の放射線状況だけでなく、末続の暮らしの様子がみえる情報誌にしたいと思っています。
 作成の際には、地区の皆さんのご協力もどうぞよろしくお願いいたします。
 地区の皆さまには回覧板で配布、避難先のご希望世帯にも郵送いたしますので、ご住所を区長までお知らせ下さい。


追記(2015/3/11)
 3/2 テレビユー福島「スイッチ!」で、末続地区の相談員事業の取り組みが紹介されました。
 取材に当たられたテレビユー福島大森真さん (@yard_1957)に許可をいただいて、動画をYouTube上に掲載しました。
    TUF 「震災から4年」(1)~不安解消へ”放射線支援相談員”の役割~(7分23秒)

1 件のコメント:

  1. 事業採択に際し、心よりお祝い申し上げます。

    区の皆様が、ご自身のため重ねて来られたご努力が、今度は地域モデル事業として他の方々の役に立つこととなるのですね。

    ネットを通してだけの外野には知り得ない、癒えない傷も残っていることでしょうけれど、皆さまが今後、一層の自信と誇りをもって末続の暮らしを楽しむことができますよう、祈念しております。




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