今回は、食品計測の仕組みをしること、食品計測のやり方を実際にしてみることで、計測を体感してみる事を目的に行いました。
講師には、東京大学理学部早野龍五先生と、福島県内の放射線科の医師の方をお迎えしました。
一般参加者の方は少なかったのですが、和気藹々とした雰囲気で行う事ができました。
事前準備からスタートです。 |
食品計測器の仕組みを解説していただいています。
(支所に設置されている計測器は ALOKA CAN-OSP-NAI)
|
計測する食品を刻むところからはじめました。これは、地元で採れた海草です。
フードプロセッサーを使うと刻む作業は一瞬ですが、まずは刻む苦労を体験してみよう、と手刻みです。
1kgの検体を準備する大変さを身をもって経験する事ができました。
|
隙間なく、検体を測定用の容器に詰めます。 |
できあがった検体。 |
今回は、なるべく口にいれる状態の食品を測ってみたい、ということで、湯がく等の事前処理をした食品で計測しました。(通常の計測では、食材に統一するという方針で、加工前の測定のみを行っています。今回はご無理をお願いして、加工済みの計測をさせていただきました。)
食品計測器を前に、測定方法などを担当者の方に説明していただきました。
非常にわかりやすい説明でした。 |
計測中、スペクトルがおかしい!との早野先生のご指摘で、チェック中。
|
計測中、スペクトルが育っていく様子をじっと見つめています。
普段みている方は、計測開始すぐの段階で、どの程度検出されるかまでわかるそうです。 |
スペクトルのセシウム134,137のピークについて解説中です。 |
いわき市に設置してある食品簡易放射能計測器で、現在の食品基準である100Bq/kgであれば、信頼に足る精度で検出できる、とのことでした。
その後、今回計測した食品の検査結果に基づいて、この数値を実際に食べる量に置き換えると、どのように考えればよいのか、放射線科の医師の方からの解説をしていただきました。
年間1mSvという数値をBq数におきかえると、50,000Bqになること、数値だけを取り出して考えるのではなく、実際に食べる量に換算して考えてみること、それを実際に目の前の食品に置き換えて考えてみることができました。
いわき市久之浜・大久支所様、いわき市原子力災害対策課の担当者の方には、休日であるにも関わらず、快くご理解とご協力を頂きまして、心から感謝申し上げます。
なお、この企画での支出は、以下の通りになりました。
[支出]
昼食代(講師) \ 1,500
飲料代 \ 5,940
土産代 \ 4,420
雑費 \ 2,039
飲料代 \ 5,940
土産代 \ 4,420
雑費 \ 2,039
交通費(講師) \10,000
-----------------------
合計 \23,899
-----------------------
合計 \23,899
0 件のコメント:
コメントを投稿