2012年12月26日水曜日

2013年1月14日「お話会@郡山市労働福祉会館」のお知らせ

去る2012年10月に安東量子さんは、チェルノブイリ原発事故(1986年4月26日)から26年が経過したノルウェー・ベラルーシの視察をしました。

その視察の報告会をかねて、下記の通りにお話会を開催致します。安東さんが見たこと、聞いたこと、そして会った人。目に見えないものと向き合ってきたノルウェー・ベラルーシの人々のお話を福島のこれからに活かしてみませんか?
  • 日時2013年1月14日(月・祝) 14:00~16:00(開場13:30)
  • 場所 郡山市労働福祉会館
  • 内容:チェルノブイリ事故26年経ったノルウェー・ベラルーシの経験をもとにしたお話会。
  • お申込み:下記のページからお申込み下さい。(入場無料・定員50名)
    「お話会」申し込みページ (TwiPla)
復興、そして未来へ。福島の第一歩をみなさんと踏み出すために、ご参加お待ちしております。

お問い合わせがありましたら、こちらまで(メール)お願いします。

2012年12月22日土曜日

2012/7/7、8 第3回福島ダイアログセミナー動画

ICRPダイアログセミナー資料 

Videos of the ICRP Dialogue Seminar


福島のエートスでは、福島県で開催されたICRPダイアログセミナーの資料を、ICRPと共同で公開してまいります。
ETHOS in Fukushima is going to publish on the web the slide materials of the ICRP Dialogue Seminar which took place in Fukushima.

このICRPダイアログセミナーで発表されたのは、私たちのものを除き、発表者それぞれの意見であって、福島のエートスのものではありません。(ICRPダイアログの主催はICRPであり、福島のエートスではありません。)
The views presented in the ICRP dialogues are of the presenters, not ours, except the one presented by Ms Ando of ETHOS in Fukushima.  (ICRP Dialogues are sponsored by ICRP, not by ETHOS in Fukushima.)

このICRPダイアログの資料は、第3回(2012年7月)のものです。
This page contains the resources from the 3rd (Jul 2012) ICRP dialogue meeting.


第1日目(2012年7月7日)
セッション1 過去の教訓と現状

セッション2 食品汚染の改善にむけてのステークホールダの対話

第2日目(2012年7月8日)
セッション3 食品汚染についての問題点と対応

セッション4 食品汚染の改善にむけてのステークホールダの対話

セッション5 前進にむけての総合討論

2012年12月14日金曜日

11月25日郡山緑ヶ丘第2回勉強会

前回勉強会を行った緑ヶ丘にて、市内放射線専門医による第2回目のスライドによる勉強会を、11月25日に開催しました。

参加者:男性1名、女性2名。

「放射線の基礎知識と人体への影響について」
・放射性セシウムによる地面の汚染
・放射性セシウムによる食品の汚染

医師作成のスライドによる勉強会の後、話し合いに移る。

・震災直後について
Aさん:自分は仕事があるので、子供たちを祖父母に頼んで会津に避難させていた。
Bさん:旦那様が色々調べて、ヨウ素の半減期の8日を過ぎてから自宅へ戻った。それまでは会津に行っていた。
Cさん:会津で仕事中で、会津はあまり被害がなく、49号を通って郡山まですんなり帰ってこれた。会津で食料品などを購入してきた。
Bさんは、去年と今年の夏2回、北海道へ避難していたとのこと。

・外遊びについて
Aさん:あまり外遊びはさせないようにしていたが、祖父母は気にせず外で自転車に乗らせていたので、最近はだんだん遊ばせるように
なってきた。
幼稚園でも、今年になってからアンケートなどをとってもほとんどの保護者が外遊びを希望しているとのこと。

・プールについて
Aさん:去年はもちろん、今年も入れてない。理由は、口から放射性物質が入ってしまうことが怖い。ヒフからも入るのではないかと不安。
→ここで講師より、放射性物質はヒフから入らないこと、水の中の方が遮蔽効果があることを説明。

・牛乳について
Aさん:最近になって、子供が酪王牛乳が飲みたいというので、やっと飲ませた。喜んで飲んでいるのを見て、自分がストレスを与えていたのかもと思った。
学年で2~3人くらい牛乳を飲んでいない子がいたみたいだが、自分の子供がクラスでは最後だったかも。

・食品・水について
Aさん:食品は遠くの物を取り寄せている。水も買っている。
Bさん:旦那様が色々調べて、事故直後の放射性物質がついたもの以外は大丈夫だから、普通に買って食べている。
ここで、青森出身のBさんから六ヶ所村の核燃料サイクル施設近くで作られた野菜についての話があった。
都市伝説かもしれないとの前置きがあり、毎年親戚に長芋を送っていたが、あるときそのうちの子供に長芋はおいしいかと聞いたところ、知らないと言われた。
もしかしたら、放射能があるとのデマのせいで、捨てられていたのかもしれないとのこと。
食品を計測して食べたことは、お二人ともないとのこと。

・線量について
Aさん:自分で線量計を持ち歩いていて、測っているとのこと。雨の日は高くなる話でうなずいていました。
ここで、測るのには積算線量計とガラスバッジどちらがよいかという話になり、積算線量計は市で貸し出しているが誤作動が多いことを伝えた。
子供にガラスバッジはつけさせているが、Aさんは信用していないという。
国に?騙されていると思っているとのこと。
ここでBさんが、あまり信用できない政権だけど、そこまでするのは大変じゃないのかということを言ってました。

・情報はどこから得ているか?
Aさん:テレビがほとんど。あとは、自分の中で色々考えてしまっている。
Bさん:旦那様が色々情報を調べて、正しいと思われるものを伝えてくれる。

勉強会終了後、参加者からご連絡があり、不安が強かった方からは「色々な人から話を聞いて、少しずつ納得してきています。たくさんの人と話をすることはいいことですね」というお返事を頂き、心配していない方からも「データや資料だけでなく、対話したり質問したりできたことが理解の助けになると思った」とのお返事を頂きました。

今後もこのような勉強会を継続していきたいと思っております。

2012年12月6日木曜日

2012/11/10、11 第4回福島ダイアログセミナー動画

ICRPダイアログセミナー資料 

Videos of the ICRP Dialogue Seminar


福島のエートスでは、福島県で開催されたICRPダイアログセミナーの資料を、ICRPと共同で公開してまいります。
ETHOS in Fukushima is going to publish on the web the slide materials of the ICRP Dialogue Seminar which took place in Fukushima.

このICRPダイアログセミナーで発表されたのは、私たちのものを除き、発表者それぞれの意見であって、福島のエートスのものではありません。(ICRPダイアログの主催はICRPであり、福島のエートスではありません。)
The views presented in the ICRP dialogues are of the presenters, not ours, except the one presented by Ms Ando of ETHOS in Fukushima.  (ICRP Dialogues are sponsored by ICRP, not by ETHOS in Fukushima.)

このICRPダイアログの資料は、第4回(2012年11月)のものです。
This page contains the resources from the 4th (Nov 2012) ICRP dialogue meeting.


第1日目(2012年11月10日)
午前
国内・海外参加者による自己紹介~セッション1
・セッション1 プログレスレポート
佐藤利松さん(JA新ふくしま)「福島の果物の放射性セシウムレベルの改善について」46:46~

セッション1、セッション3
佐藤利松さん(つづき)
秋山宏次郎さん「福島産物の流通に必要とされる情報発信」15:15~
・セッション3 子供と少年の教育:中学校では
佐々木清さん(郡山明建中学校)「郡山市の中学校における放射線教育の実践」42:00~

セッション3
佐々木清さん(つづき)
高畠勇二さん(練馬区立開進第一中学校)「中学校理科における放射線教育の方向性」22:07~

セッション3
高畠勇二さん(練馬区立開進第一中学校、つづき)
伴信彦さん(東京医療保健大学)「日本の学校教育における問題」5:35~

午後
セッション2
・セッション2 教育に関するチェルノブイリでの過去の経験
安東量子さん(福島のエートス)「ノルウェーとベラルーシで見たこと、感じたこと」

セッション2、セッション4
安東量子さん(つづき)
セッション4 子どもと若者の教育についての対話(第一ステップ) 01:04~

セッション4

セッション4、セッション2
・セッション2(つづき)
デボラ・オウグトンさん(ノルウェー)「ノルウェーにおけるセシウム汚染と教育」32:38~

セッション4、セッション2
デボラ・オウグトンさん(つづき)
テリー・シュナイダーさん(オレグ・ソボレフさん代理)「ベラルーシ教師による汚染地域に住むための放射線防護文化教育」04:39~


第2日目(2012年11月11日)
午前
新規参加者の自己紹介~第1日目のまとめ~セッション5
・セッション5 子供と少年の教育:小学校教育、そして地域の伝統
吉田浩子さん(東北大学)「国の放射線教育と文科省副読本」17:40~

セッション5
遠藤真理子さん(川俣小学校)「川俣小学校の放射線教育」07:14~
池田精一郎さん(山木屋小学校)「川俣町における放射線教育」27:21~

セッション5
池田精一郎さん(つづき)

セッション5
広瀬要人さん(飯舘村教育長)「飯舘の小学校では」03:57~
大友靖子さん(伊達市霊山町)「伝統文化の継承・霊山太鼓」32:05~

午後
セッション5、セッション6(1)
水野義之さん(京都女子大)「放射線教育の課題について ~理系・文系問題から見た教育モデル~」
・セッション6 子供と若者の教育についての対話(第ニステップ)33:05~

セッション6(2)

セッション6(3)

総合討論、まとめと勧告
テッド・ラゾさん(OECD/NEA)「第4回ダイアログとその先に見えるもの」48:35~

まとめと勧告、閉会
テッド・ラゾさん(つづき)
閉会 04:22~