2014年8月5日火曜日

エートス郡山 活動休止のご挨拶

 2011年3月11日の震災・原発事故から丸三年が過ぎ、四年目となりました。
 ここ郡山周辺でも、原発事故直後一年くらいは不安の声を多く聞きましたが、昨年あたりからはそのような声も小さくなり、震災前と同じような生活を送られている方が数多くいらっしゃると感じるようになりました。
 エートス郡山は、“自分たちも学びながら「放射線のものさし」が持てるように”と、有志が集まり自主的に勉強会を企画しました。
 少人数での勉強会となりましたが、2012年7月と11月に緑ヶ丘で勉強会を行い、参加者のみなさまはそれぞれ多少なりとも放射線についての知識を得られたのではないかと思っております。
 また、放射線についての不安な思いを気兼ねなく話せる「場」を提供し、忌憚なく話し合いができたということが、一番効果があったように感じました。
 私たちはこのような勉強会を続けていく予定だったのですが、メンバー全員が昨年から仕事や家庭に多忙となったことから、実質的に活動を休止せざるを得ない状況になってしまいました。
 現在の郡山では多くの市民が落ち着いた状況で日常の営みを回復しています。外面的なところもあるのかもしれませんが、震災当時に比較して放射線に関する多くの正しい知識が届いてきているということなのではないかと思っております。
 放射線に関する情報が錯綜している中で自助努力のひとつとして始まった勉強会ですが、これを開催しなくてもよい状況になったということは、喜ばしいことだと感じております。

 ここに至るまで、数多くの方々から多大なるご協力とご支援をいただきましたことに心より感謝申し上げます。
 これからも、一郡山市民、一福島県民として、何かしらの形で地域とともに歩んで行けたらと思っております。
 エートス郡山は活動を休止いたしますが、今後とも福島のエートスをご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします。

エートス郡山 一同

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